仕事の現状とか

現在はサラリーマンとしてはまぁまぁ収入があるほうだろうなと思っているが、仕事は外部要因でかなりの影響を受けている。

現在は半導体材料の原材料調達を主業務として行っているが、これがまたもろに世界情勢の影響を受けており、取引先ともかなり揉めながら価格調整を行っている。

取引先の基本的なスタンスは、「値上げを受けてくれなければ、供給しない」という強硬スタイルがほとんど。
裏を返すと「マジで今までの価格では利益が出ないので、何とかしてほしいという」様子がひしひしと伝わってくる。
結構青筋立てて交渉に見えられる取引先の方も多い。

こちらはこちらで値上げを受けなければ、供給がなくなって工場のラインが止まってしまうので、相当センシティブに扱わなくてはならない。
筆者の伊右エ門は、いずれこのやり方を続けていると片方が立ち行かなくなって、潰れてしまうだろうと考えている。
それはそれで、そのメーカーしか作っていないモノがある場合などは、一気にピンチに追い込まれるので、まずい状況になる。

ウクライナ紛争が勃発したときは、の時はガスや薬品系が滞ってしまったり、上海ロックダウンの時もまた別の部材が揉めるなどまずい状況が続いた。


こうなると気になってくるのが、値上げがどの程度会社にマイナスの影響を及ぼすか、ということだ。
100万円/月ということも少なくないので積み上げていくと相当な額だ。

こうなると、我々調達チームは会社のお荷物になるということだが、材料がなくてはラインが止まるので、ジレンマに陥る。
そこに必要な材料の絶対数が足りないという知らせがくると、さぁ大変となるわけだが、これが現状である。




自分のことを書けば、結構小さな失敗にもくよくよするが、いざとなった時の瞬発力は結構あるほうだと自負している。
ビジネスパーソン的には会社に頼りきりになることもなく、ある意味社内で独立した存在が理想形なのだがなかなかそうは許してくれない。
日本のサラリーマンでそんな理想形をかなえてくれる企業なんて1%もあるわけないので、かなり高望みをしていると思うのは事実だ。


文章を書くのは好きなほうなので、こうして超牛歩戦術でブログを書いてみているわけだが、
秋の始まりに、こうやってカタカタとお気に入りのキーボード(3000円)で文章を気ままに書くというのは非常に趣があって良いと感じている。
この時間だけが現在、少しの癒しをくれている気がする。




さて、現状と自分のパーソナリティを重ね合わせると、サラリーマンという仕事にあまり向いていない気質のようである。
良い大学をでて、大手に勤めて…という日本の古文書にある言葉をまんまと刷り込まれた私でも、サラリーマン10年目になると目覚めたところがあるようだ。
これからどうやって生きていこうか、考える時間が来た。
そう考えている、秋の入り口だ。